以前より「植木等がソロで軍歌を歌ったカセットテープがある」という噂があったのですが、その正体が「歌謡百年」というカセットテープに収録された3曲です。
これは「明治からの流行歌を当時の流行歌手によってカバーしていこう」という企画物のカセットテープで、演説歌(演歌とも言われるが、現今演歌と呼ばれるものとは別物)から昭和初期の楽曲までを当時の人気歌手がカバーしています。
1968年にアポロンから発売されたものですが、アポロンは渡辺プロの傍系ですから、起用された歌手は渡辺プロ所属の人が多い。ただし森繁久彌や石原裕次郎のような人も混じっており、実に豪華絢爛な人選です。
その豪華絢爛な中に当然のように植木等が入っており、3曲歌っています。
2005年4月、このカセットテープがテイチクより「懐かしの明治・大正・昭和「流行歌(はやりうた)百年」」のタイトルとしてCDボックスで復刻されました。
3曲のうち「麦と兵隊」のみオミットされてしまいましたが、「東雲節」と「浪曲子守歌」はしっかり収録されています。もちろんこの2曲に関してはCD初収録です。
21世紀に入ってから、こうして音源が発掘されるのは、ファンとしては本当に喜ばしいと思うわけでして。

