さすがにちょっと見え見えのエントリタイトルですが、まァ、発語衝動にかられたというか。
まず自分自身後スタンスから書いておきます。
アタシは佐々木朗希のことが好きでもなければ嫌いでもない。これは一貫しています。
しかしこれは佐々木朗希に限らない。正直言えば大谷翔平だって別に好きでもなければ嫌いでもない。もっと単純明快に言えば「興味がない」ということになる。
ただし佐々木朗希とは違って大谷翔平にかんしては応援したくなる人の気持ちはよくわかる。そりゃあWBCであれだけ完璧なシチュエーションで完璧な「答え」を出したんだから、大谷翔平に感情移入したとしても何の不思議もありません。
では佐々木朗希に大谷翔平に近しい、とまでは言わなくてもある程度野球に興味がある人が「佐々木朗希といえばコレ」というのがあるかというと、ない。
ファンは完全試合云々と言うのだろうけど、そもそも見てる人の数がWBCとは比べものにならないし、もしアタシが当該試合を生観戦していたとしても「テレビで見るWBCの大谷翔平」よりはるかに劣ると思う。
つまりね、興味がない、を反転させるのはかくも難しいということなのです。というか大谷翔平だってアタシは依然「興味ない」ままだし。あんな名シーンを演出したのに。
さて、ネットで「佐々木朗希 嫌われ」で検索するとアホみたいにヒットします。何しろ数が多すぎで全部はとても無理だったけど、いくつかは読んでみた。さらに佐々木朗希関連のまとめサイトもいくつか読んだ。
こういうのはね、見方はひとつしかないんですよ。つまり(この場合は佐々木朗希を)「擁護する側」と「叩く側」のどちらが苦しそうか、それしか見るところがない。つまり無理のない側はいくらでも実例を挙げられるのにたいし、無理してる側はコピペレベルで同じことしか言えない。
んで佐々木朗希のことで言えば、擁護する側はこのふたつを繰り返してるだけなんですよ。
・才能ある若者への嫉妬
・夢にチャレンジしてる若者を素直に応援してやれ
うん、まあ、嫉妬でもチャレンジする若者を応援出来ない心の狭い人間でもなんでもいいよ。
どう思われようが、それとこれとは話は別というか、仮にこれらの意見に反論しようとしたところで「興味ない」を「好き」には変えられない。
つかそんな理由で変えられるわきゃない。つかもうそれって、本来一番どうしようもない「好き」「嫌い」「興味ない」を他人の焚き付けで簡単に変えられるってことでしょ。さすがにそこまで主体性なくないわ。
そもそもの話です。
ま、アタシは極端に嫉妬心が薄いのでそっちは置いとくとして、チャレンジ云々は「世界中で夢にチャレンジしているのが佐々木朗希ただひとり」でないと成立しない。しかもこの場合、夢のデカさは関係ないし、つかデカければデカいほど良いってわけじゃないというか、身の丈に合ってないチャレンジはただの無謀でしかない。
チャレンジする若者なんていくらでもいる。んで佐々木朗希よりはるかに感情移入しやすい「夢にチャレンジする」人もいっぱいいる。だったらどう考えてもそっちを応援するでしょ。感情移入しやすい人を差し置いて何の理由で佐々木朗希を優先させるのか。馬鹿馬鹿しい。
本心を言えば若者かどうかもあんまり関係ない。若者だったら無条件で応援されるべきだ、とかちゃんちゃらおかしい。
若者だろうが高齢だろうが、感情移入してしまえば無意識に応援してしまう。逆に何の感情移入の要素もなければ若者だろうが応援する義理もなければ興味さえ持つわけがない。
いやさ、若者だったら応援されて然るべきとか、そんな怖いこと出来るか。そうやって無条件に応援された人の末路とか考えただけでも恐ろしい。ある日、あ、お前、もう若者じゃない、となって、今度は「無条件に応援されなくなる」んですよ。
要は佐々木朗希擁護ってこういう、見方を変えれば「ただの残酷な話」なんですよ。
興味がない人は興味のないままでいいじゃん。何でそれを説き伏せる必要があるのか。無理な理屈で強引に応援なんかさせたらご当人が余計進退窮まることに陥るのに、何でそれに気づかないのか。
佐々木朗希本人が「自分が嫌われてるかどうか」にこだわったり、逆に極端に気にしなかったり、それはいいんですよ。でも赤の他人というかただのファンがトンデモ理論で「応援してやれ」とかね、もう狂ってるとしかいいようがない。
エントリタイトルは「何故佐々木朗希は嫌われるのか」ですが、もっとそもそもの話をすれば、嫌われること自体はそこまで悪いことじゃない。正確には「嫌われるような言動をしてる」という自覚があるのであれば、という条件付きならぜんぜん構わないと思う。「嫌われてるからこそ出来ることもある」というか。
もちろん嫌われ役をやるには覚悟がいる。しかも生半可な覚悟ではダメです。というのは藤子不二雄の藤本弘先生のSF短編「イヤなイヤなイヤな奴」を読んでいただいたらよくわかる。
アタシは佐々木朗希と私的な付き合いはない。だから報道でしか人柄を知り得ないけど、たしかに表面上は「ガキのワガママ」にしか見えないですよ。もう覚悟もなく周りを不愉快にさせてるようにしか見えない。
でも本心はわからない。それもこれも実は相当の覚悟をもってやってるのかもしれない。そこだけは他人からはわからない。だから答えなんかあるはずがない。
で、もしアタシが佐々木朗希に何か言うことがあるとするなら、もしガキのワガママでしかないのならば、今さらでもいいから自覚と覚悟を持て、と。それを持てないのであれば周りに合わせとけ。周りに合わせることも出来ないなら・・・知らんわ。
