三宅裕司と伊東四朗が1980年代なかばにやってた「いい加減にします!」って番組があるんだけど、これ、初期は伊東四朗ではなく三宅裕司と植木等のコンビだったらしい。
植木等!アタシにとって最大最敬愛する著名人です。もちろん伊東四朗も大好きなのですが、さすがに比較対象が悪い。アタシの中で植木さんには誰にも勝てないから。
以前も書きましたが、この「いい加減にします!」って番組、正直あんまり見てなかった。とにかく「歌で思い出す」というコントをやってたくらいしか記憶がありません。
ま、この番組をやってたのはアタシがまだ高校生の頃で、幼少期にあれだけ笑わせてもらった伊東四朗のすごさも忘れてたし、植木等なんてまだほぼ認識してない頃だったからしょうがないんだけどね。
しかしです。もしこの番組が後5年遅く始まったとしたら、もうその頃には植木等及びクレージーキャッツにハマりかけていたので、間違いなく熱心に見ていたと思う。
んで、いくら後釜が伊東四朗だったとしても、植木等が降板したという事実を受け止められないほどショックを受けたはずなんです。
出演者が交代しながら番組が続いても、目的の出演者が降板したとなったらもう、それは番組が終わったも同然ってことになるわけで。
それこそね、Eテレでやってる「いないいないばあっ!」で「うーたん」の出演終了となった時、同じように感じた人もいるのではないかと。
さて、2026年1月いっぱいをもって、アタシが大好きなYouTubeチャンネルの「だてレビsideB」で超有能な大番頭役を務められていたエリツィンさんが降板しました。
ま、もちろんこれは「いい加減にします!」とはケースが違う。アタシは別にエリツィンさんという人が出てるから見始めたわけじゃないから。
ただ、このチャンネルの「ミステリーアワー」という番組を見るほどに、如何にエリツィンさんって人が優秀なのか痛感した。一見フザけたことばっかり言いながら、見事に下支えをしている。なんて話はココに書いたのでこれ以上は言わないけど。
どうもアタシは大番頭タイプの人が好きで、たとえば「だてレビsideB」と同じくらい大好きな「カズチャンネル」の「つねさん」も大番頭タイプで大好きなんですが、どうも動画内で大番頭役で出演することが少ない。
というか、つねさんはカズチャンネルにとって、あくまで編集側の人であり、いわゆる<出役>としては自身のチャンネルを持たれているので、そちらでって感じなのでしょう。
しかしカズさん相手の大番頭役をやった時のつねさんは輝きが違う。ってのは↓の動画を見てもらえればよくわかるはずです。
にしても、なんだこのエントリ。
植木等、伊東四朗、うーたん、エリツィンさん、つねさん。こんな並びの駄文書くなんてアタシくらいだよ。
世の中には主役じゃない、でも脇役でもない、準主役でこそ輝く人がいます。
上記の中では植木等だけは違いますが、残りはまさしく準主役型です。(うーたんもそうなのか?ま、ワンワンあってのうーたんだったけど)
しかしミステリーアワーから、超有能な準主役型のエリツィンさんが卒業するわけで、これは受け止めなければならない。というのはわかっているんだけど、正直まだ気持ちの整理がついてないのです。
これから書くことは批判ではありません、というのを承知でお読みください。
エリツィンさんが出演されてない時のミステリーアワー、そしてミステリーアワーの番外編として始まった毒婦考という番組、どちらもぜんぜん悪くない。というかやっぱ面白い。
ただ、なんとなく<絞り>がない。ボンキュッボンではなくボンボンボンというか。いやこれじゃ悪口みたいだな。
アタシが言いたいのは、エリツィンさんって人はクサビ、じゃないけど、なんというか、句読点を打つのが異様に上手いんですよ。だから番組がそこで一旦キュッとなる。休憩なしで1時間超ある番組なので、この句読点のあるなしで番組の完成度が変わってしまうんです。
エリツィンさんの強力な句読点力のおかげで、エリツィンさん出演回はとにかく見やすい。んでノッてきたら句読点なしの饒舌になるキーフレームさんとの相性が抜群だった。
この相性ってのは殊の外大事で、カズチャンネルで言えばカズさんは朴訥としたタイプなので、つねさんのような「話を振りながら適度にツッコむ」タイプが合う。だから万能大番頭なんか必要なくてどれだけ相性が良いかなんですよ。
つまりキーフレームさんにとっては、少なくとも番組を進行させていく相方としてはエリツィンさんが最高だったと思うんです。
だから、なんです。こういう人は本当に代わりがいない。
ココに「(憂歌団のドラムスで自殺した)島田和夫の代わりはいない。こればっかりはどれだけ優秀なメンバーを入れたところで関係ない」みたいに書きましたが、まさしくエリツィンさんも同じで、仮に陣内智則や今田耕司レベルの人が入ったところで「エリツィンさんの代わり」は無理です。
となったら「キーフレームさんとの相性問題」はちょっと横っちょに置いといて「エリツィンさんの代わり」ではなく、まったく毛色の違った出演者の方がいいのかもしれない。例えば以前出演されていたパブロさんのようなタイプとか。
たしかに、だてレビsideBのミステリーアワーって番組は事件系というか未解決事件を取り扱うんだけど、必ずしも事件に詳しいタイプでなくてもいいんじゃないか。かといってパブロさんみたいに「事件に何の興味もない」ってんでは本人が辛いだろうからアレだけど、並以上の興味はあるけど事件に詳しいわけではない、みたいな人の方がね、ま、いろいろと誤魔化しが効くんじゃないかと。
そんな人いるかなぁ。他の条件もあるし。ま、難しいわなぁ。
さて、話を戻します。
エリツィンさんはプロのタレントさんではないので、もう二度と、少なくとも「エリツィン」という名前でアタシたちの前に現れることはないだろうし、Twitterのアカウントも削除されたようなので、このエントリもご本人に届くことはないと思う。
しかしさ、あの、古今東西のエンターテイメントに精通したキーフレームさんが認めた男ですよ。んでキーフレームさんに比べたらだいぶ劣るとは言え、関西で生まれ育ち幼少の頃より浴びるように<笑い>を見てきたアタシが認める男ですよ。
いやテメエはいったい何様だって話ですが、あなたはYouTubeの歴史に残るレベルで優秀な人でした。もうそれだけは言いたい。
最後は「リロ&スティッチ」の動画のエンディングで使った、二村定一歌唱バージョンの「アロハ・オエ」で締めます。
♪ 別れの花束を 君よ胸に抱き
数々の思い出 溢るる雲の涙
アロハ・オエ アロハ・オエ
君よ永遠(とわ)に 幸あれ
アロハ・オエ アロハ・オエ
また会(お)う日まで

