いやこれは年齢はあんまり関係ないと思うのですが、旅っつーか<移動>って、もうそれだけで疲れるもんですからね。
新幹線にしろバスにしろ電車にしろ、よしんばクルマでさえ「ただ座ってるだけ」っちゃあその通りなんですよ。ま、クルマの場合は<だけ>じゃないけど、少なくとも重たい荷物を運んだり、長時間走ったり徒歩で移動してるわけじゃない。
なのに、疲れるものは疲れる。もちろん座りっぱなしってのはオフィスとかでも良くないと言われてるし、だからスタンディングデスクとかも出てきてはいるんだけど、結局一番ラクなのは「立ったり座ったり寝転んだりを自由に出来る状態」なんですよね。
この疲れをどう取るか。というか帰ってきたらいくらでも疲れを取る方法なんてあるけど、旅先であっても往復の<往>はやってきてるのですでに到着した時点でそれなりに疲れてる。この疲れを取らないことには旅先で楽しめませんからね。
これは旅とは関係ないんだけど、最近アタシが実践している疲れの取り方に「寝る前に、とにかく湿布を貼りまくる」ってのがあります。
ちょっと凝ってるな、と思うところにアホほど湿布を貼る。重要なのは「寝る前」ってところで、やっぱ寝てる時が一番回復するわけで、つまり湿布を貼って寝ることでピンポイントで重点的に回復させてやる、という。
聞いたところによると、ユンケルなんかであったり、何なら点滴でも本当は寝る前にヤるのが一番いいらしい。
湿布はそのピンポイント版だけど、とくにアタシが鈍い痛みを感じやすい背中や腰、ふくらはぎあたりに湿布を貼って寝たりします。あと最近聞いた話では足の裏に貼るのも良いらしい。
ただね、湿布のマズいところは、もうどうやっても「湿布臭いヤツ」になっちゃうところで、あのハッカの臭いが強烈すぎる。人によっては不快感を覚えるだろうし、だから人と会う前なんかはあんまり使えなかったりするのです。
となったら別の方法を考えなきゃいけない場合もある。
もしこれ、目的地が温泉とかなら話が早い。でもそうじゃないケースの方が多いと思うのですが、いやだったら別に銭湯でもいいじゃん、と。
アタシは無類の風呂好きです。これだけ風呂好きなのにイマイチ清潔感がないのはどういうことだと思うけど、たしかにアタシは「身体を清めるために」銭湯に行ってるわけじゃない。それなら自宅のシャワーで十分だから。
アタシが旅先ではなく自宅近辺でも銭湯くんだりまで行く理由、それは「ダブル回復」を狙ってるのです。
たとえば打たせ湯なんかで凝った箇所をほぐすなんてのももちろんアリはアリなんですよ。でもこれはそこまで効果がなかったりする。
それこそ何度か書いてきた中山式快癒器の驚異的なピンポイントほぐし力と比べたら弱いし、そもそも打たせ湯って銭湯によって水圧がまちまちですんげえ弱いところもあって使い物にならなかったりしますしね。
だからもう、どこをほぐす、という話ではない。どちからと言えば「溶かす」という感覚に近いんです。
これはとくに冬なんかだと感じやすいけど、なんか全身が硬まったような状態で、広々とした銭湯の湯船に浸かると、本当に身体が溶けていくような錯覚に陥る。あの気持ち良さはどう表現したらいいのかわからないレベルです。
これ、家の狭い湯船ではダメなんですよ。あの溶け出すような錯覚に陥れない。んでこの感覚が「今、この瞬間、どんどん疲れが身体から出ていってる」というように思えるんです。
プラシーボかもしれないけど、そんなことはどうでもいい。結果的に「ああ、ラクになった!」と思えりゃそれでいいんだから。
つまりね、銭湯ってのはかなりメンタル的な比重が大きい。
おっ、回復してる回復してる!というね、そう思い込める場所ってそうそうないですから。つか他にある?ま、マッサージはそうだけど、マッサージって少なくともメンタル的にリラックスしたりとかって場所じゃないもんな。
とくにクルマの運転なんて、実際の身体の疲れよりも精神的な疲れの方が大きい。今回の関西帰省でも、ま、これは往復の<復>だけど、とにかく異様に風が強くて、アタシのクルマは車高が高いので風に煽られてめちゃくちゃ怖かった。
怖いってことは異様に緊張した状態で運転してるわけで、それが長時間続けばメンタルなんてズタボロになる。
実家の近所にある銭湯は半分温泉というか冷泉だけど、これもプラシーボ的な疲れを取る効果がある。
いやマジで、本当に疲れを取るためには身体の疲れだけ取ってもダメなんですよ。それこそいくらマッサージに行こうがメンタル的疲れが残ってたら疲労は蓄積していく。かといってメンタルケアだけして身体は無頓着でも困る。やっぱ両面でやんなきゃいけない。
となったら、もう、銭湯しかないんです。銭湯なら本当に見事な両面作戦で、問題が一気に解決する、ような気がする。気がする、でいいんです。どうせ本当に疲労回復させようと思ったらどのみち数日かかるんだから、とりあえずは「気がする」で十分なわけで。
つかさぁ、昔は疲労を回復させるのに数日かかるなんてことはなかったんだよ。せいぜいまる1日寝続けたら次の日からは全開だった。
寄る年波には勝てないねぇ。ってこれからもっとそうなるのか。あーやだやだ。
