本当に流行っでいるのか、それとも何らかの「仕掛け」があるのか、その辺がどうもわからないんだけど、とにかく今、巷を席巻しているのが「Clubhouse」です。(現注・2021年3月の話です)

アタシは、というと、やっていない。というかやれるわけがない。何しろアタシが使っているスマホはAndroidだから。(現注・当初iPhone用アプリしかなかった)
しかしまったく興味がないのかというとそんなことはない。こういう流行りモノにたいして試してもいないのにあれこれ言うのは好きでないし、流行りモノというだけでクサすようになれば、もう人間として終わりだと思っているんでね。

簡単にClubhouseの説明をしておきたい。
とはいえ先述の通り、アタシは利用していないのだから詳細がわかるわけではないんだけど、何となくの情報は入ってきている。だけれども「何となくの情報」では心持たないのでWikipediaから引用する。

世界中の人が気軽に話し合える場所を提供する」をコンセプトに、友人や見知らぬ人とラジオのような会話を楽しんだり、気軽に飛び入りで参加したりができるサービスとなっている。アプリには、多様なトピックに関する会話、トークショー、音楽、ネットワーキング、デート、パフォーマンス、政治的な議論など、様々なクラブやバーチャルルームが用意されている。


Clubhouseを「音声版SNS」と捉えるべきか、それとも「極私的版ラジオ」と捉えるべきか微妙なんだけど、個人的にはSNSでもラジオ(インターネットラジオやポッドキャスト)とも違うような気がする。
では何なのだ、となると、どうも、小骨が喉に引っかかったみたいというか、ここまで出ているのに、どうしてもその答えがわからずにいたんです。

しかし、ふと、思い当たった。
といっても年配の人にしかわからないかもしれないけの、あれは「アマチュア無線の現代版」なんだな、と。
アマチュア無線はなくなったわけではない。今も愛好する人はそれなりにいる。でもマニア以外お断りというか、もはや新しいマニアがつくこともないと思う。
何故ならすべて、インターネット上のサービスで代用できるから。

もちろんかつてはそうではなかった。
手順が煩雑、機器の値段が高い、さらには免許もいる、と高い敷居があったにもかかわらず、愛好者は多かったし、料金がかからない、見知らぬ人とつながれる、など、ハードルを乗り越えるだけの価値もあった。
アタシ自身、アマチュア無線をやったことがないのでくわしくは知らない。でもClubhouseにきわめて近しい特性を持っていたのは間違いない。例を挙げれば

・音声のみのやりとり
・相手方もアマチュア無線家であるのが条件だが、電話(通話)の代わりとしても使える
・その内容を合法的に傍受することができる
・傍受されているのを想定して(もしくは周波数を報知して)ラジオ的に使うこともできる
・ただし口外厳禁

これだけの共通点がある。
そしてClubhouseのこれからの課題も見えてくる。
アマチュア無線が犯罪に使われたケースは多くあり、また傍受というより盗聴も可能だったため、「グリコ森永事件」はアマチュア無線と同じくアナログ無線機を使っていた警察無線を聞いた犯人が逃亡するヒントになったとも言われています。

今、Clubhouseに興味がある段階の人は「ここだけの話」に興味があるのだろうけど、現時点でもClubhouseを録音したものが某動画サイトにアップされるなど、すでに「ここだけの話」になっていない。
おそらく今後もこれを防ぐのは不可能であり、つまりそれこそ警察のような機密厳守のような形で利用するのは無理でしょう。

Clubhouseはやがてアマチュア無線同様マニアのものになる、というのが私見です。
SNSほどオープンではなく、秘密裏といえば秘密裏だけど、漏れたところで実害のない程度の「ここだけの話」になるのであれば、マニア同士がマニアトークをするのが一番向いていると思う。これなら第三者が聴いても意味が通じづらいし、そもそも興味のない内容なら聴こうとも思わないでしょう。

セキュリティで漏洩を防ぐ、なんてことはあきらめて、内容で漏洩を防ぐ、という方が頑健です。
となったら政治家や芸能人などはClubhouseにはまったく向いていない。「ここだけの話」という方向性でいくと、間違いなく行き詰まる。

いや、もちろん、政治家も芸能人も「マニアの会話がしたいだけ」なら、それは別に構わないんだけどさ。



いやぁ、結局「YSA」をScribbleに吸収させた意味って、こういう自サイトで書いてなかったことを書いてたからなんですよ。しかも打ち上げ花火レベルだったClubhouseなんて、後々絶対書かないからね。
ま、これらの特徴を読んでみるに、ツイキャスやX(Twitter)とかInstagramのライブ配信、あとアタシも何度かやったことがある「ふわっち」との<差>がゼロなんですよ。ゼロは言い過ぎだけど、本当に微細な差しかない。
つまり「Clubhouseでなければいけない」意味がほとんどない。類似サービスで十分こと足りるし、芸能人とかなら芸能事務所が独自に類似システムを作っても、少なくとも動画配信サービスを立ち上げるよりははるかに安価に済むんだから。


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