緊急事態宣言が全国で解除になったようで、これが喜ばしいことなのか嘆かわしいことなのかは問わないけど、どうしても首をかしげてしまうのが時短営業というものです。
このパンデミックにおいて、もっとも重要視されるべきことは「混雑を避ける」ことではなかったのか、と。
当たり前ですが、もし極端な時短営業、それこそ昼間の1時間しか営業を認めない、とかになれば、これは混雑しない方がおかしい。つまり時短にすればするほど混雑をまねく可能性が高くなるのですよ。
ならば、時短ならぬ「時長」を、本来であれば推奨すべきなんじゃないのか。これまた極端だけど、24時間いつでも開いてるとなれば混雑の可能性は減るし、当然従業員の出勤時間もまちまちになるのでラッシュになる可能性も防ぐことができる。
当然、そうなれば現在の人員では困る業種もでてくるであろうから、新たな雇用も生まれる。
以上、ここまでは完全な詭弁であるわけですが、それでも「混雑ではなく分散」「トータルで見ればパンデミック前の経済水準」を目指すのであれば、やはり時短は愚策に思えてしかたがない。
詭弁と書いたけど、こういうことをいうと必ず「一日中遊び回る人間が出てくる」とのたまう人が出てくるのは間違いない。
しかしそれは時短営業とは何の関係もない。極論ばかりになるけど、店が開いてようが閉まってようが、遊び回る人間がゼロになるような施策などあるわけがない。
それよりも
週に外出できるのは延べ30時間
こういう発想はどうでしょうか。
もしまる一日、朝出勤してから同時刻くらいに帰宅すれば、その週はもう残り6時間しか外出できなくなる。
こうなると「やるべきことが終わったら、速やかに帰宅する」という習慣が生まれるだろうし、30時間もあれば本当に必要な場合でも十分対応できる。またテレワークを促進させる効果もあるに違いない。
「そんなこと、誰も守るわけがない」と思うかもしれない。
だから発想を変える。破ったら罰則ではなく、守ったら給付金を支給、にするのです。
濃厚接触を防ぐためのアプリに不具合が多発しているらしいけど、キチンとお金を出して、ちゃんとした企業に「外出時間を測る」アプリを作ってもらう。そしてコンビニなどでアプリのQRコードをかざせばたちまち給付金が支給される、という制度を作るのです。
もちろん、スマホなどの既存の機器を使うのだからハッキングは可能でしょう。しかし「罰則逃れ」よりも「給付金取得詐欺」の方がはるかに罪が重い。だから現実にはほとんどの人はやらないと思う。
具体的な給付金の金額はアタシなんかには測りかねるけど、週に5,000円程度が適当なんじゃないか。これより低いと守る意識が薄くなるし、高すぎると、やはり詐欺が横行する可能性が増える。
そしてやるからには未来永劫とまでは言わないけど、最低10年はやるべきです。つまり、パンデミックが収まろうがやる、と。
もちろん緩和されて「週に50時間」になるかもしれないし、給付額が10,000円になってもいい。将来的にはこれが「ベーシックインカムの代替」になってもいいと思う。
そのための第一歩が、時短営業ならぬ時長営業です。
昼間に出かけようが真夜中に出かけようが、社会活動を行うのに何の違いのない社会を構築する。そうした社会があって初めて「分散」も「経済の維持」も「給付金支給」も可能になるのだから。
当然のことながら、克服すべきことは多いですよ。それこそ公共交通機関、とくに鉄道と飛行機をどうするかはとても一朝一夕で成し遂げられることではないし。
それならば「日曜日は如何なる営業も禁止する(ただしメンテナンスを除く)」などの施策も必要かもしれない。
ま、これ以上書くとキリがないのでまたいずれ。

