えと本エントリは、長めの前置きはありますが、極私的に書いていた日記から「野球に関係あることだけ」を抜粋し、さらに2003年の日本シリーズ開始直前に開設したyabuniramiJAPAN(現・Yabunira)のヤキウカテゴリ(当時の名称は「ヤキウノウワゴト」)からも抜粋した上で再構成しています。

 ってこれだけでは意味がわからないので補足しますが、時は2003年。この年のプロ野球のっつーか我が阪神タイガースの最大の事件は、一般には「18年ぶりのリーグ優勝」ということになります。
 しかしアタシはその過程をほとんど見れなかった。というのも当時のアタシはアホみたいに忙しい会社に勤務しており、帰宅するのは決まって午前様といった有様では試合を見るなんてとても出来っこない。しかもこの頃アタシは東京に住んでおり、まだCS(スカパー)もさほど普及しておらず、当然ダゾーンなんてものもない時代では阪神戦の中継などほぼ見ることは不可能だったんです。

 それでも、ネット上にある記事を読むだけでも心が踊った。つかテレビはおろかラジオでさえ中継を聴けない環境に置かれながら、何と良い時代になったのだろう、と感激していたのです。
 これは東京に来る前に福岡に住んでいたことが大きい。1990年代後半の話です。
 福岡で阪神の情報を仕入れるのは極めて難しく、スポーツ新聞だって阪神の記事なんかほとんど載ってない。当たり前だけどホークスが5、ライオンズが2、ジャイアンツが2、残りが1って感じでしたからね。
 言っておきますけど、他9球団合わせて<1>です。さらに割ればだいたい0.1ってことになる。ま、要するに皆無に等しいってわけでして。

 ただし抜け道はあった。JR博多駅に行けば大阪版のサンスポが売っていたんです。これは西日本スポーツがフジサンケイグループで、サンスポは福岡版(と言うか九州版)が発行されていないことへの処置でしょうが、とにかく大阪版ってことは阪神の記事が満載なわけで、劇的な勝ち方をした時は博多駅まで馳せ参じていた。
 ただ、当然すぎるけど、わざわざ博多駅まで行くのが面倒すぎる。当時住んでたウチから博多駅まで軽く30分はかかったので単に勝った程度は、ね。ま、この時代は暗黒なので、単にであろうな複雑であろうが勝つこと自体珍しかったんだけど。

 ちょうどアタシが福岡を離れた2000年頃くらいからかな、スポーツ新聞のサイトが充実し始めてね。
 東京に転勤になっても「記事」で良いのなら関西にいた時と同じように阪神関連の記事を閲覧出来るようになった。
 試合中継が見たい?そりゃ見たいけど、んなもんずいぶん先の話でしょ?今でも福岡時代に比べたら幸せすぎんよ、とね。
 だからね、まったく中継が見れない環境にもかかわらず、当時の日記にもよく阪神の話が出てくる。
 もちろんこの年優勝する、なんてわかるわけないのですが、それでもシーズンが始まる前から、そして始まった直後には暗黒時代とは違う<何か>を強く感じとっていたみたいでして。

 そもそも何で、こんなまどろっこしいことをやろうとしたのかも説明しておきます。
 アタシの考えとして、後年振り返った時の、ある種の<冷静な>感想と、リアルタイムでの生々しい<冷静さのない>感想の両方あるのがベストだと思っています。
 やはり後年になって振り返ると、どうしても余計なバイアスがかかってしまうし記憶違いも多発してしまう。かといってリアルタイムの感想だけでは冷静さに欠けており支離滅裂になりやすい。
 だから<両方>なのです。んで両方を実現するために当時の日記と当時のエントリを引っ張りだそうと。
 幸いにもアタシがyabuniramiJAPAN(現・Yabunira)を開設したのが2003年、そして何の偶然か、生涯唯一日記なるものをつけていた年も2003年なのです。
 ただし先ほども書いたように、当時は中継をほとんど見れなかったので、具体的な試合内容はわかってなかったのですが。

 そんな感じではじめます。



2003年1月12日
阪神、新外人が決まった模様。ピッチャーか。その方がええけど。これで抑えは埋まったな。かなり投手王国ちゃうの?これはもしかしたらもしかするよ。それでも本命は巨人。けど中日が不気味。あとヤクルトもそこそこやるはず。たぶん1強3中2弱になる筈。だけれども3中のチームはチャンスあり。


 新年があけて、初めて野球の話が出てきています。
 具体的な名前が書いてないけど、たぶんこれはジェフ・ウイリアムスのことではなくルー・ポートのことだと思う。
 「本命は巨人」とあるけど、ま、この時点ではっつーか、単純に戦力比較をしたら妥当なんじゃないでしょうかね。

2003年1月18日
とうとう紀伊国屋で、ナンバービデオ『1976日本シリーズ阪急VS巨人』(3,200円)購入。これはもっと早く買うべきだった。


 ま、これはこの年の阪神とは直接関係ないけどね。このあとビデオの感想を延々書いています。


2003年2月19日
今日一番のビッグニュースはローズの退団だろう(現注・ロッテに入団が決まってキャンプにも参加していたロバート・ローズが突然の引退を表明した件)。正直「ありえない」としかいいようがない。ミラーの件(現注・中日の、なんだけど説明が面倒だからリンクを貼っておく)といい、あきらかにプロ野球界がおかしな方向に進んでいる証ではないか?パリーグのプレーオフの方式も納得いかないし。あれやったら優勝せんでもプレシーズンさえ頑張ったらええって話になるんちゃうの?どう考えても優勝の価値が下がるよ。ダダ下がりやろ。多分メジャーの猿真似なんやろけど、そもそもワイルドカードとかいうのも俺は認めんし。
数をふやせばふやすほど、プレシーズンの価値も下がるでしょ?事実メジャーでもそういう指摘があるしな。


 三つ子の魂百までではないけど、何というか今とおんなじことを言ってますな。長々と引用したけど、これも阪神も星野も何の関係もないか。


2003年3月19日
今日は題して「最近のプロ野球喜怒哀楽」
<喜>いよいよ日ハム・小笠原が三塁の守備練習をはじめた。今日のオープン戦でも三塁を守った模様。ヒルマン監督の思いつきらしいが、これでやっと片岡がいなくなった甲斐があったというものだ。バッティングに影響がでては元もコもないが、まだ若いし、足もある、肩もそこそこの選手が一塁専門とはもったいなさすぎる話。ぜひ打って守って走って、攻守で魅せれる選手になってほしい。
<怒>大塚の中日移籍が決定的らしい。いったい近鉄と中日は何を考えているのか。特に近鉄はなぜああまで悪例をつくっていくのか?プロ野球の崩壊を狙っているとしか思えない。プロ野球界を本気でなんとかしたいなら、コミッショナーは即刻近鉄から経営権を剥奪すべきだ。
<哀>ダイエー(現注・福岡ソフトバンクホークス)小久保、今季絶望。これはどう考えてもかわいそうだ。俺の予想では、小久保は今年・来年あたりに成績的なピークを向かえると思っていたからで、病み上がりの来年以降にピークとなるような成績を残すことは不可能に近い。とにかくあせらず治して、復帰後は、たとえ成績がケガ以前にもどらなくても、秋山のような精神的支柱になってほしいが。
<楽>オープン戦も終盤にさしかかり、いよいよ公式戦がはじまる。今年は阪神の前評判が高いので、なんとなくウキウキしてくる。毎年くたびれてくるシーズン中盤に杉山、久保田といった新人がでてくるのではないかという楽しみもある。
巨人はスポンサーがつかずにラジオ中継が中止になったほどの人気凋落ぶりだが、ここはひとつ阪神に思いっきりかき回してもらいたい。それは阪神ファンのみならず、ナベツネさえも熱望していることだから。そう思っていないのは、わずかなスポンサー料とひきかえに「YAHOO.BBスタジアム」などという莫迦な名称を使用するオリックスと、アコムと提携というファン無視の暴挙にでる近鉄ぐらいでしょう。


『コミッショナーは即刻近鉄から経営権を剥奪すべきだ』なんて息巻いてますが、そもそもコイツはこれが日記だということを失念している。こんな長文の持論を日記に書く莫迦がどこにいる。ここにいる。
 それはさておき、やっと阪神の話題が出てきました。それはいいんだけど『阪神が引っかき回すことを』『ナベツネも期待してる』ってどういうことだ?何でナベツネが阪神に期待してるんだ。そんな発言でもしたのかね。
 あともう一点。近鉄のネーミングライツの件って2003年だったのね。


2003年3月20日
たのむから近鉄さんよ、ムチャクチャせんといて。(中略)んなわずかな金がほしいがために、こすっからしい悪例ばっかりつくるんやったら、もうホンマに身売りしてくれ。
(中略)とにかくな、もう今までの古臭い枠組みではプロ野球を支えられんようになってきてるねん。そやからゆうて急に改革なんかできるかい。そんなんわかっとる。仮にやったとしてもファンかてついてこられへん。
けどな、何も足元すくうような真似せんでもええんちゃう?内っ側から崩壊ささんでもええんちゃうの?
なぁ近鉄さんよ。わかってくれ。(中略)身売りするか、もっぺんシャンとするかしてくれ、なぁ近鉄さんよ。


 中略ばっかだけど、これ実は倍以上の長さなんだよね。2日続けて何がそんな腹立つねん。
 それにしても安易に『身売りしろ』なんていうもんじゃないね。まさか一年後にあんなことになろうとは。


2003年3月22日
(前略)そこから歩いて水道橋に向かうが、なかなか結構な街並み。(中略)水道橋に行ったのは東京ドーム内にある野球体育博物館に行きたかったから。偶然2リーグ分裂をテーマにしたポスター展をやっており、(中略)全体としてはちょっと薄味。面白くなる要素が多いだけに残念。(中略)
館外にでると、ちょうどオープン戦が終わったところみたいで、人があふれている。こんな雰囲気のない球場でも、試合終わりの球場はいい。


 これ、つまりは野球体育博物館に行ったっての、記憶にないなぁ。


2003年3月27日
明日からいよいよペナントレース開幕です。それを記念して、ではないが、野球がらみで<いいこと>が2つあった。
(中略)
さてもういっこはといえば。
帰宅後、ジョル(現注・PDAのこと)でTV番組表をみていたら「NANDA!?2003年プロ野球開幕直前SP」の文字を発見。要するに、4人の現役捕手が、これまた現役選手をドラフトによって獲得し、各人の考えるドリームチームを編成しようというもの。非常に面白い企画であり、伊東と古田の出演がきまった時点で面白さは保証できたようなものだが、実際相当面白かった。
(中略)
こういう企画は年一回でいいからやってほしい。しかしこれは好企画というより、やや反則気味な企画ですがね。


 <いいこと>のうちひとつは完全に割愛。だって野球絡みとか言いながらファミスタのハックロムの話なんだもん。
 で、もういっこの方は何度か同じ企画をやったけど、もうやらなくなったね。この企画で思い出すのが何度目だったかに谷繁が出た時。それを見て友人と「中日が本当に強くなるのは谷繁が監督になった時だ」なんて語り合ったっけ・・・。わかるよな、河合じゅんじ先生なら・・・。


2003年3月28日
今日は開幕戦だったんだけど、2-4で負けたしね。


 いきなり短くなったけど、ま、シーズン中は基本こんな感じです。


2003年4月1日
阪神3連勝です。中継でさえちゃんとみていないので大きいことはいえないが、しかし、なんとなく、これは強いチームの勝ち方ではないか?



2003年4月4日
阪神が調子いいと、なにかと気分がいい。負けたりしたら、せっかく i-modeのサイトに毎月300円もだして登録しているのに見たくなくなるからね。
伊良部、8回1失点ですか。「すぽると」みた限りでは、変化球が低めにコントロールされてたな。問題はあのピッチングが継続してできるかだが。
しかし、どう考えても、今年の阪神は強いと思うよ。ふつう主軸が打たないとチームは低迷するものだが、そうなってない現状があるわけで。
矢野はもともとバッティングがいいので驚かないが、藤本の場合、昨年までとさほど変わった感じがしないのに打っているのが、変ないいかただが、コワイ。まぁものすごくうまい具合に波に乗れたのだろう。


 時代感を出すためにあえてiモードのくだりも引用しています。しっかし何のサイトに300円もの大枚をはたいていたのだろう。


2003年4月6日
帰宅後、E氏に電話。野球の話もろもろで2時間以上話す。


 こんな感じでアタシが唯一野球の話をするEという友人と電話したって話は、この後もしつこく出てきます。


2003年4月9日
松井満塁ホームラン。新庄3の3。阪神連敗ストップ。鈴木健やっぱりアホ。


 何があった鈴木健。アホ呼ばわりはともかく<やっぱり>ってのが酷すぎる。


2003年4月10日
(前略)しかしイヤな愚痴日記やなぁ。昨日阪神負けたからか?


 ま、負けた日はこんな感じがデフォです。


2003年4月12日
今年に入って初めてまともに野球中継をみる。一番いいところが中断されてしまったのは残念だが、やっぱり勝っていると面白く感じるね。しかしムーアのバッティングはスゴイ。豊田(現注・おそらく豊田泰光のこと)のいう通り、歴代のピッチャーの中でもバッティングはトップクラスだろう。ピッチングは、去年のような凄みはないが、6回を2失点程度で押さえてくれそうな安心感がある。とにかく安定感ではピカイチ。井川がどうも乗りきれないだけに、ずいぶん頼もしくみえる。
打線は全然心配なし。本当にいじるところのないかなり完璧な打線ですね。だから、あとはピッチャー次第なんですよ、ホント・・・。


 中継を見れたのがよほど嬉しかったみたいね。そのわりには何も具体的に書いてないけど。
 調べたら東京ドームの巨人戦だったみたい。んで9ー2で勝ったみたいね。なんか<みたい>ばっか。


2003年4月13日
阪神、勝ちましたね。いい勝ち方でした。うーん、どうにもこうにも、ねぇ。少なくともこれはBクラスのチームではない。不安はあるが、それでも実力は完全にAクラス。優勝できるかどうかは、ペナントレースの展開次第ですね。とにかくチャンス大です。



2003年4月17日
井川、ホンマにピリッとせんなぁ。すぽるとでみる限りは、めちゃめちゃええ球放っとるやん。そやのに、なんでやろ。でもとりあえずは「勝ったからええやん」てことにしとかなしゃあないんかなぁ。



2003年4月22日
(前略)しかし浜中、これで8本塁打、28打点ですか。まだ4月22日ですぜ。まさしく若き4番をまっとうしておりますな。



2003年4月25日
(前略)阪神試合中止になったし。



2003年4月26日
E氏に電話。少しのはずが、阪神が大逆転勝利したことも手伝って、1時間以上喋る。



2003年4月29日
阪神辛勝。勝ったというより負けなかった、という方が正しい。ミス続出。それでも勝てるのは力量がついてきた証拠なのだが。にしてもやっぱ甲子園のTG戦はいいやね。



2003年4月30日
阪神は勝ったけど、試合内容はさっぱりわからないし。



 この辺はまァ、補足はいらないかな。
 てなわけでPage2へ続きます。

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